第4次産業革命とは その2

IoT

愛知県稲沢市在住の【中小企業診断士✖️IoTプロフェッショナルコーディネーター】が、ものづくりの楽しさを簡単にやさしくお伝えする《いなきたものづくり・がちゃラボ》です。

今回は前回の続き産業革命に関する記事です。
前回はイギリスやアメリカで起きた第1次産業革命から第2次産業革命までを、エネルギーや動力源の変遷を中心にお伝えしました。

今回は第3次産業革命から、現在の第4次産業革命を扱います。

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第3次産業革命

第1次、第2次産業革命までは、「習った習った」という方も多いのではなかったでしょうか。ここからは、筆者も知らない産業革命です。IoTの勉強を2018年に始めてから、その時に聞いた産業革命となります。

インターネットサービスの広がり

20世紀後半になると、インターネットサービスを中心とした産業革命が起こりました。これを第3次産業革命と呼んでいます。

Windows95と呼ばれるOSが登場して、その頃から一般の家庭にもパソコンが置かれるようになりました。Win95が登場した当時、筆者はまだ中学生でした。その時にパソコンを購入しましたが、ハードディスク850MB、そしてまだフロッピーディスク全盛の時代です。

このwindows95がその名の通り1995年に登場したのですが、世界で初めてのWebページは1990年ごろに登場したと言われています。

私がパソコンを買った時には、既にインターネットと呼ばれるものがあったので、わずか5年足らずでその世界が広がったということになります。
ちなみに、その当時はパソコン通信、というものもありましたが、イマイチよく分かりませんでした。

そして第3次産業革命へ

1995年に検索サイトでおなじみのYahoo!が設立されます。その後、1998年にGoogleの検索エンジンが登場することになります。この頃になると、インターネットで調べものをする、ということが当たり前となりました。パソコンが一家に一台と言われたのもこの頃です。

そして、2000年を過ぎたあたりからFOMAなど携帯電話のサービスも広がり、パソコンだけでなくユーザーが手元ですぐに調べることができる時代となりました。メールで連絡を取り合うのが当たり前になり、mixiなどのSNSと呼ばれるサービスも登場するようになります。

このように、インターネットを中心としたサービスがどんどん誕生し、それに伴い多くの会社が誕生したこの頃を第3次産業革命と呼びます。コンピューターが一般に広まり、インターネット中心に産業が発展した時代で、第1次の『もの』、第2次の『エネルギー』のように、この頃は『サービス』の革命と言えます。

尚、一般ユーザーがその利便性に気づく前には、当然のことながら各企業はその時代の流れを敏感に察知し、数々のサービスの提供を開始しています。BtoCにもBtoBにもビジネスが広がった時代となります。ITと呼ばれる言葉も一般的になり、『IT長者』と呼ばれる富裕層も誕生しました。※IT=Information Technology

ITバブル、という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは2000年頃までに多くの会社が誕生し、それに伴いどんどんと株価も上昇した時期のことを言います。このバブルは、2001年に弾けました。

(おかげで、そのあおりを受け日本は就職氷河期に突入し、私の就職活動を直撃しました)

インターネットによる革命、サービス中心の革命が進み、現在の第4次産業革命に繋がる土台を築いた時代となります。

第4次産業革命

そして、第4次産業革命。現代のこの時代のことをそう呼んでいます。

第3次産業革命の頃にインターネットが発達し、個人で使うパソコンや携帯電話がインターネットに繋がるようになりました。そこから技術が更に進展しスマホが登場しましたが、各種のデバイス・CPUが小型化しより高性能なものに進化しました。価格も一昔前に比べると下がったため、パソコンやスマホだけでなく様々なモノがネットワークに接続されるようになりました。

日本だけでなく世界中のものがネットワークに繋がるようになりました。

このように、様々なものがネットワークに繋がる事で、膨大な量のデータがネットワーク上に流れるようになりました。このデータの集まりとビッグデータと呼びます。聞いたことありますよね。

多くのデータが収集できるようになったことで、それらを活用した様々なサービスが提供されるようになりました。AIを使ったサービスは、このビッグデータを元に学習をすることで、より「使える」サービスへと進化しました。

また、ネットワークでデータを収集して活用するということで、IoT製品やシステムも様々に進化しています。

まさに『データ』を中心とした革命が起きたのです。やっと、前回の冒頭の話に繋げることができました。

まとめ

第3次産業革命でインターネットが爆発的に広がったことで、その後の第4次産業革命が勃発したといえます。AIやIoT、ロボットといった良く聞くキーワードに代表されるような、新しい技術が登場し世の中が飛躍的に便利になりました。

第1次産業革命に始まり、第2次、第3次と、そして第4次産業革命と、それぞれの時代で中心となる技術が変わり革新が進み、様々な製品やサービス、ビジネスが誕生しました。そして、現在は第4次産業革命。次々と新しい技術が出てくるので学び流れに追いついていくことは大変ですが、今後も簡単に分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

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