愛知県稲沢市在住の【中小企業診断士✖️IoTプロフェッショナルコーディネーター】が、ものづくりの楽しさを簡単にやさしくお伝えする《いなきたものづくり・がちゃラボ》です。
前回の振り返り
前回はIoTとは?ということで、言葉の意味や実際の生活の中でどのように活用されているかお伝えしました。
そんなIoTですが、今回はIoTによってどのようなものが繋がるのかをやさしくお伝えします。
人と人がつながる 『PtoP』
皆さんは、TwitterやLineなどのいわゆるSNSと呼ばれるサービスを利用していますか?筆者もFacebookやLINEを使い、友人や家族と連絡を取ったりしています。
最近だとチャットワーク・Slackなどのチャットツールを仕事で使うようになりました。
さて、このようなSNSサービスは、人と人とを繋ぐサービスです。人=Personですので、Person to Person ということで PtoP のサービスともいわれています。
機械と機械をつなぐ 『M2M』
例えば工場にある組み立て機械、それを制御するパソコン等のコンピュータ、これらはネットワークを通じて繋がっています(接続されています)。また、銀行の入金管理システムは全国にあるATMと専用のネットワーク(専用線)を介して繋がっています。
このように機械=Machine同士が繋がる事をMachine to Machineと言います。略してM2M(M to M)と呼びます。
IoTは『PtoP×M2M』
このように人と人が繋がる仕組みを PtoP と呼び、機械と機械が繋がる仕組みを M2M と言います。そして、IoTはこれらを掛け合わせたシステム、PtoP×M2M のシステムと言えます。
SNSのように人と人が繋がるだけではありません。工場設備のように機械と機械が繋がるだけでもありません。人と機械、人と人と更に機械が繋がる、そのようにすべてのものが繋がる世界をIoTで実現しています。
例えば、AppleWatchなどのスマートウォッチを思い浮かべてください。スマートウォッチでは心拍数や歩数を計測することができます。このデータはネットワークを通じてスマホに送信されます。この場合、心拍数・歩数という人間のデータ、人の情報がスマホと繋がっています。
更にこの情報はネットワークと通じて病院の診断機器と、またその先にいる病院の先生と繋がっています。
あなた(人)、スマホ(機械)、診断機器(機械)、医師(人)、これらのモノが全てインターネットを通じて繋がっているのです。まさにPtoP×M2Mの仕組みといえます。
つながるIoT
このように、SNSのような人と人の繋がりだけでなく、また機械同士の繋がりだけでなく、IoTはインターネットを通じてありとあらゆるモノを繋げています。なんでも繋がる世界を実現し、より皆さんの生活を便利にしようとしているのですね。
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