愛知県稲沢市在住の【中小企業診断士✖️IoTプロフェッショナルコーディネーター】が、ものづくりの楽しさをお伝えする《がちゃラボ》です。
先日、平成30年度第二次補正予算の小規模事業者持続化補助金の採択結果がでました。私も家業で申請し無事に採択されたのですが、今回は採択が発表されてから実際に補助金を受け取るまでの流れをまとめておきたいと思います。
私の貰う側としての備忘録も兼ねてます。尚、「そもそもこの補助金ってどんなもの?」っていう方は下記のページをご参照ください。
採択から補助金受け取りまでの流れ
最初に補助金を受け取るまでの流れを、ざっとフローで確認しましょう。
それでは1つ1つの中身を見ていきましょう。
採択結果の通知
採択結果が発表されると、まずは多くの事業主さんは中小企業庁のHPで自分の会社名があるか調べると思います。私もHPを開くときはドキドキしました。
HPでの公開とほぼ並行して、事務局から「採択」もしくは「不採択」を記した『採択結果通知書』が届きます。我が家にも緑色の封筒が届き、その中に採択結果通知書が入っていました。
内容としては『平成30年度第2次補正予算「小規模事業者持続化補助金」採択通知』という名前で届き、「貴社を採択先として決定しました」と書かれていました。
但し、我が家の場合には申請した時の書類に不備が有ったため、『申請書類の修正・再提出のお願い』という紙も入っていました。あらら。
この不備を修正することで、次の「交付決定通知書」が発行されます。
交付決定の通知
申請書類に不備がない人は、採択結果通知書と共に『交付決定通知書』が送られてきます。申請書類に不備が有ったとしても(我が家のように)、修正・再提出することで、だいたい1週間くらいで「交付決定通知書」は送られてきます。
この交付決定通知書からやっと、補助事業を行うための発注や契約、支払いが行えるようになります。採択結果通知書にも書かれていますが、交付決定通知書内の【交付決定日:〇年〇月〇日】より前に発注したり契約した場合は、補助金が支払われないために注意が必要です。
交付決定日が分かるまでは、何も買わない、誰とも契約しない、ガマンガマンです。。
補助事業の実施
交付決定通知書が届き、【交付決定日】が分かったら、ここから補助事業の開始です。機械装置等を購入・契約する、HP制作業者に依頼を掛ける、専門家に指導を仰ぐ、など、申請書類に記載した事業を開始しましょう。
家業では機械装置等を活用した事業を申請していたたため、この交付決定日から業者への発注や購入を行いました。この発注や契約、支払にも細かなルールがあるため、なかなか難しかったですが、その辺りはまた別の記事でお伝えしたいと思います。
実績報告書の提出
補助事業が終了したら、『実績報告書』や『関係書類』を提出する必要があります。主な書類としては
・実績報告書
・支払内訳書
・経費支出に係る証拠書類、等
です。
これらすべての書類を揃えて、
・補助事業が完了したときから30日以内
・最終提出期限
のいずれか早い日までに事務局に届くように送りましょう。
尚、途中で事業を変更したい場合や中止したい場合には、『変更承認申請書』や『中止(廃止)申請書』を提出する必要があります。
確定通知の連絡
実績報告書等の書類を送り、それを事務局が確認し問題なし!となったら、『確定通知書』というものが届きます。この確定通知書の中に、実際に支払われる補助金の額が書かれます。が、まだ支払われるわけではなく、次の精算のための処理が必要となります。
精算払請求書の提出
確定通知書を受け取ったら、『精算払請求書』を作成します。確定した額や振込先を記入し、事務局あてに送付します。お金を受け取るまであと少しです。
補助金の交付(振り込み)
事務局が精算払請求書を受け取り内容を確認した後で、やっと指定の口座にお金が振り込まれます(補助金が交付されます)。これで補助事業は終了となります。
補助金交付のその後
お金が振り込まれたらほぼ全ての処理は終わりなのですが、これら一連の書類は5年間は保管する義務があります。受け取った書類、作成した書類は、お金を受け取った後も、大切に残しておきましょう。
最後に
採択が発表された後も、色々な書類を作成し、また何回か事務局との書類によるやり取りが発生します。国からのお金をいただいて事業を行うわけですので、当然と言えば当然ですね。
要領などをしっかりと読み込んで、1つずつしっかりと準備していきましょう。
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